三重県人権フォーラムでの講師経験:パート5(完結)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

そして、たくさんのディスカッションを永遠として、最後、みんなとの約束で、
単なる傍観者にはならない事を確約しました。

講義終了して、会場出口でみんなを見送ると、今まで見た事がない笑顔で
「ありがとうございました」「ありがとうございました」
と何人もの生徒に頭を下げられました。
何か、本当、感動しましたね。本当、一人一人、みんな良い子でした。

—————————

セミナー、次の日、教頭先生から連絡があり、直ぐ来てほしいと。
行ってみると、たくさんの子供の感想文、300名分を見せてくださり、
特に良かった感想文を私にくださりました。

そして、先生から言われたのが
「ありがとう、生徒の感想文読んでいても、今回のセミナーで生徒が確実に変わったと思うし、
一番は、僕らが、もう一度、子供と向き合う必要があると思った」
そう言ってくれました。

私も少し言い過ぎたかな・・・と思いましたが、どうしても私は感情移入すると自分でも止まりません。
今回は、どうやら少しは、役にたったみたいで、本当、良かったなとほっとしました。

学校を出るなり、すぐ、Aさんの感想文を探しました。
「あの日以来、学校が楽しい、だってもう、不安にならなくていいんです。
先生ありがとうございました。私、がんばります。」
こう書いてありました。
本当、嬉しかったです。

その日、私は、愛娘に会いたくて、学校まで二人を迎えにいき、何にも言わず、
強く抱きしめて「ありがとう」「ありがとう」といいました。
二人の娘は、ぽかんとして、「ママどうしたん??」と。
「ごめん、ママはこうしたいだけ~」と返しました。

私は、この子達も含め、いじめのない社会、あっても喧嘩や話し合いで解決できる社会にしたいと思います。

(完)
—————————

参加してくれた子供たちから、たくさんの言葉を頂戴しました。

・いじめは、相手の心を傷つけ、自分の心も汚くしてしまう
・自分もいじめをしない、いじめの現場を見たら止めていく
・世界の子供たちの話をきいて、自分が勉強できることに感謝したい
・「ありがとう」という言葉はとても大切、だからいっぱい「ありがとう」と言っていきたい
・誰にだって「人権はある」ということがわかった
・プラス思考で、ポジティブに生きたい
・人を傷つける言葉は言わない
・悩んでいる友達、困っている友達に、積極的に話しかけて、一緒に考える
・差別していることに気付き、心の中だけでの差別もよくないとわかった
・人を傷つけるのは、人間が弱いからだと気付きました
・もっと自分を見つめなおそうと思う
・悪口、かげ口は言わない
・やりたいことをやりたい時にできる、私たちはとても幸せだと感じた
・自分にとって、相手にとって、喜ぶこと、うれしいことをしていきたい

6件のコメント

  1. 今回のセミナーは子ども達だけでなく、先生方の気持ちにも変化が表れたことに嬉しく思います。
    今の先生は本当に大変だと思います。
    私は保護者として学校に関わることが多いのですが、先生方が自信を持って指導をされていないように思われます。
    それは保護者側に問題がたくさん増えていることも原因の一つでもあると思いますが、先生方も教師という職業に誇りを持ててないのではないのでしょうか。でも、今回のようなきっかけで前向きになられることは本当に素晴らしいことですね。

  2. 私もメグさんの言われる通りだと思います。私の姉も小学校の教師ですが、たまに話を聞くだけですが、いろいろと大変なことが多いようです。子供達はもちろん、先生方の心を動かしたセミナー、すばらしいです。

  3. メグさん。コメントありがとうございます。
    本当にメグさんの言う通りですよね。
    私達親も大切な子供を先生に教育をお願いしているんですから、信念を持って子供達と関わってほしいと思います。
    時代が変わったら、教育方針も変えるというのは、本当おかしいと思います。
    中学生は、子供から大人に移行期にです。 
    教育者の指針って子供にとって影響力が大きいので、自信を持って子供と関わって頂きたい。
    これが親の切なる願いなんですけどね。
    少しは、昔の感覚を取り戻して頂いていると嬉しいですが。

  4. 先生、生徒の心を動かしたセミナー素晴らしいと思います。
    いじめをいない、させない、ほおっておかない、確かに難しい問題ですが、いじめるのも人間、いじめられるのも人間、無くす事は
    出来ると思います。嫌無くさなければならないと思います。

  5. りゅらさん。コメントありがとう。
    確かにいじめがなくなるのが、一番理想だけど、難しいのもよくわかる。
    なぜ、いじめがだめなのか?を考えるのは、必要ですよね。
    喧嘩する程仲がいいと昔から言われてますから、子供がけんかするくらいは、むしろいいは思ってます。
    ただ、弱い者いじめや一人の子を大勢でいじめるのは、違う。
    そんな卑怯な子にはなってほしくないです。
    まずは、みんなの意識改革です。
    りゅらさんの子供さんも、今年一年生ですよね?
    毎日 「今日はどんな楽しい事があった?「教えて~」って、子供から進んで話たくなる夕食タイムの雰囲気作りしてあげてくださいね。
    すると、何かあった際のSOSに必ず、気づくと思いますから。頑張ってね。

  6. ユウさん。コメントありがとう。
    なるほど、ユウさんのお姉さん、教師なんですね?
    今の先生って苦労しているだろうな。
    確実に詰込み教育で育った先生が、ゆとり教育の生徒に指導ですからね。
    頑張って頂きたいですね。未来の子供達のために!!

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です